三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功に向けて (1) 気運の醸成とアスリートファーストについて | 三重県議会議員 喜田健児
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三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功に向けて (1) 気運の醸成とアスリートファーストについて

令和3年3月9日の一般質問、1. 三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功に向けて (1) 気運の醸成とアスリートファーストについてです。

 

    喜田健児の問題意識

    三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功にむけて、アスリートファーストの視点で取り組んでいくべきという趣旨から、県の取り組み状況を伺いました。

     

    実際の質問のやり取り

    【質問】

    三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功と、気運醸成とアスリートファーストについてのところです。
    東京2020オリンピック・パラリンピックの熱気をとこわか両大会につなげていくとなっていますが、東京2020大会の開催の有無はいまだ不透明、とこわか両大会においても、これまで気運醸成のプレイベントの多くも中止、これからのイベントの開催も不透明、しかも、開催時の入場者数制限や無観客での競技の実施も想定されている状況において、両大会に向けて今後どのように気運醸成を図り、県民の皆さんが両大会の開催前、開催時にどんな形で、どんな感じで参加していくのでしょうか。県の考えと今後のお取組をお聞きいたします。

    【地域連携部国体・全国障害者スポーツ大会局長答弁】

    喜田議員、温かいプレッシャーをどうもありがとうございます。
    プレッシャーという言葉はありましたけれども、どういう言葉で表現するにせよ、我々は不透明な中でいろんな方々に支えられて、しっかりと応援いただきながら何とかできないかということ、これも選手のために、県民の皆さんのために一生懸命努力しています。そういう意味では、プレッシャーも温かい御声援と受け止めて、これからも一生懸命頑張っていきたいと思っています。
    早速答弁ですが、気運醸成に向けて、県民の皆さんの参加も含めて、どのように取り組んでいくのかということでございます。
    新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、節目節目のイベントや企業、他部局と連携したPR、とこわかダンスを広めるダンスキャラバンなど、予定していた活動が実施できない時期がありました。
    このような中で、ホームページやSNS等を活用するなど、広報の取組を一つ一つ工夫してきたところではありますが、いよいよ開催年度に入りましたので、これからより一層盛り上げをしていく必要があると認識しています。
    これまでの広報活動の中では、競技や選手に対する県民の皆さんの関心も高く、競技会を見たい、選手を応援したいとの声も多く伺っています。こうしたことから、三重県選手一人ひとりにスポットを当てた情報などを発信することで、実際の応援につなげていきたいと考えています。そのため、ツイッターを活用しながら、次の三つのステップで取組を展開しているところです。
    まず一つ目は、とこまるツイッターアカウントのフォロワー数を増やして、情報発信力を高めようとするものでありまして、去る2月15日から実施しておりますフォロー・アンド・リツイートキャンペーンであります。まちで見かけたとこまるの写真などを投稿いただいた方やリツイートしていただいた方の中からプレゼントが当たるキャンペーンでして、フォロワー数はまだまだ十分な数とは言えませんけれども、本日現在で、約4000名を超えるというようなところにまでは上がってきました。
    次に、このツイッターの発信力を生かした取組としまして、開催200日前に当たる、議員からも御紹介がありましたように、本日3月9日から、選手の人となりを紹介する1日1選手紹介をスタートさせました。第1回目は、リオデジャネイロオリンピック柔道100キロ超級銀メダリストで、東京2020オリンピック出場が内定しております原沢選手を紹介しています。
    様々な選手がその人生をかけて懸命に努力する姿、かけがえのない誰かのために勝ちたいと願うそのひたむきな思い、これらを毎日皆さんにお伝えすることで必ず誰かを応援したくなる、そんな機運にしていきたいと思っています。
    さらに三つ目として、こうした県民の皆さんの応援の気持ちを実際に選手に届けるために、開催100日前に当たる6月から、ツイッターによる応援ツイートやイベントの来場者にメッセージをお願いする、選手への応援メッセージを募集する予定です。
    いただいたメッセージは、結団壮行式や開会式などで掲出するなどをして、選手の皆さんに直接見てもらうようにします。選手は自分の目でメッセージを見ることで、県民の皆さんの温かい声援をしっかり受け止めて、試合に臨んでもらえればなと思っています。
    一方、新型コロナウイルス感染症の影響で、従来のような密を伴った観戦や声を出しての応援は、現時点では難しいことから、1人でも多くの県民の皆さんに観戦、応援いただくために、新たな観戦の仕組みが必要となります。
    そのため、テレビやインターネットを活用して、会場に行かなくても競技会を観戦できるように、例えば動画配信サービス、国体チャンネルで競技会の模様を配信するとともに、県民の皆さんの応援の声を選手に届ける仕組みを設けます。
    さらに、選手の詳細な情報を載せましたチームみえ選手名鑑と具体的な観戦プランを立てるための観戦ガイドブック、これらをスマートフォンやパソコンなどで見ることができるようにします。
    これら観戦のための三つのツールを相互にリンクさせて、一体的に使っていただくことで、例えばスマホ一つで、いつでもどこでも観戦、応援が可能となります。
    県民の皆さんにはぜひこれらを御活用いただいて、三重県選手を応援いただくなどにより、多くの方の御参加を働きかけてまいりたいと考えています。

    【意見】

    長い御答弁に並々ならぬ、そういう熱い思いがあるということを感じました。
    機運醸成、やはりアスリートファーストだと私も思っておりましたので、1日1選手紹介であるとか、応援のメッセージを選手に届ける、アスリートに届けるという取組、ぜひともお願いしたいなと思いました。
    選手、アスリートは何のために戦うのか、そう考えたときに、私は、今ある私をつくってくれた全ての個に対して、勝利とベストパフォーマンスで恩返しをしていきたいと、そういう思いからだと思います。ただ、コロナ禍において、自分、アスリートとつながっている個が、今、見えにくく、感じにくくなっているというふうに聞かせてもらっています。
    これがもし無観客というような開催になったときに、選手、アスリートのモチベーション維持が非常に危惧されます。国技である大相撲、プロ野球、Jリーグも観客を入れて開催という方向だと思います。
    ただ、県民の命、安心・安全を守るという観点で、最悪の事態を想定して、十分な慎重な議論をしていただいているということも聞いております。今後も継続して、アスリートファーストに立ちながらも、慎重な議論をお願いしたいと思います。

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