教員不足について | 三重県議会議員 喜田健児
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教員不足について

予算決算常任委員会(令和5年10月30日)の決算総括質疑の内容、教員不足についてです。

 

 

    喜田健児の問題意識

     

    「教育は未来への投資」という認識の欠如により、教育にお金をかけてこなかったこの国の政治が問題である。教育の危機の中で、国民の中にこの認識を確立して教育予算を倍増することで次にあげる課題の解決を図る。

    • 学級編成基準の引き下げ
    • 教員のタスクをアウトソーシング
    • 同一賃金で講師の確保
    • 現場で活躍する講師を採用する試験改革
    • 教員の相談等のサポート体制の充実
    • ICTを活用した働き方改革

    人口減少となるこの日本において生産性や効率性、そして人権意識が高い人財を育成することは、社会保障制度等の充実を図り、誰をも置き去りにしない安心して暮らせる社会を構築することに繋がる。

     

     

    実際の質問のやり取り

    不用額について

    【質問】

    教員の欠員、代替教職員不足の問題への対応についてお伺いをいたします。代替補充の予算立ては的確になされているが、着実な予算執行には至っておりません。令和4年度三重県一般会計歳入歳出決算を見ますと、教育費の不用額が、10億9,111万円余となっています。この不用額には、12月までに代替補充がなされなかった人件費不用額は補正が組まれた時に減額となるので、この3月末の決算額には含まれません。だから、実際の教員の欠員による代替補充がなされなかった人件費分の不用額を加えると、教育費の不用額は相当増えることになります。

    総務部長。財政当局としては、本来使われないといけない予算、特に人件費はしっかりと執行されるべきであり、不用額に組み込まれ、来年度の一般会計の予算に回ることは望ましくないという見解であると思いますが、それは間違いでありませんか。総務部長、端的にお答えいただけますか。

     

    【総務部長答弁】

    当然貴重な予算ですので、それに不用が出ないように、きちっと消化していくっていうのが非常に大事だと考えております。

     

    【質問】

    ありがとうございました。それでは、監査委員の見解はどうでしょうか。監査委員、よろしくお願います。

     

    【代表監査委員答弁】

    不用額生じる原因はいろいろあると思うんですけど、やむを得ない場合もたくさんあると思うんですけれども、基本的には総務部長からお答えした通りだと思っております。

     

    【質問】

    総務部長並びに監査委員ともに、本来使われないといけない予算は適切に執行されるべきであるとの見解をいただいたと思います。それでは、教員の欠員に対して、代替補充がなされないことで生じる不用額は一体いくらになるのでしょうか。教育長、令和3年度末の未配置の教員数は、45人。令和4年度末では67人。令和5年9月1日現在で県内の小中高の未配置が58人。代替補充が常勤でなく非常勤での配置となっているのが、9月末現在で69人となっており、これは本来配置されるべき教員が配置されないことによる不用額となる人件費を概算で計算をしてもらいました。何と知事、この3年間で10億円を超えるということです。

     

    現場の教員不足について

     

    この10億円を超える莫大な金額は、現場教職員の悲鳴、涙、子どもの苦しみと言えると思いますが、教育長、現場の教員不足についてどのように認識をしているのか。

    そして今後どのように対応されようとしているのか。お伺いをしたいと思います。

     

     

     

    【教育長答弁】

    まず教員不足に対する認識ですけれども、教員不足が生じますと、当然授業にも穴があいたり、様々な対応が現場で難しくなりますので、誰かがその代替をしなければならない。その結果、働き方改革と言われている中で、教員の時間外の在校時間が全く改善されない状況になる。労働環境がますます悪化する。非常に重要な問題でございまして、我々としては、教育の中の最重点課題の一つであるととらえています。教員不足に対する対応ですけれども。

    今もいろいろと取り組んでいるんですけれども、まずは教員の魅力発信をしていく必要が益々あるだろうというふうに思っておりまして、今も高校を訪問して、高校生に教員の魅力を伝えたり、大学生には各地で説明会を開いて、現役の教員が教員のやりがいなどを伝えたりしておりますし、昨年度からは現役の教員の研修に学生に参加いただいて、教員のやりがいというのを体感していただくようなこともやっています。こういうような教員の魅力発信をさらに進めていく必要がある。それから教員採用試験をさらに改善していく必要があると考えておりまして、来年度の採用試験は1ヶ月前倒しいたしますし、小学校教員に対しましては、大学3年から受験を可能といたしますし、常勤職員で一次試験を合格したものは翌年度の一次試験を免除するとか、正規職員の教職員の経験がある人に対しても、一次試験を免除するとか、そういう形の教員採用試験の改善見直しをしっかり進めていくということがあります。また育休とか病休の代替の職員を確保するための策として、これまでの臨時的任用教員の制度の他に、最大3年間任用できる任期付育休代替職員制度というのを設けまして、今年の4月には34名を任用しましたし、来年に向けても163名をもうすでに合格させているという状況です。さらに言いますと、これからは、やはり人材の発掘が重要だと思っておりまして、教員免許を持っているけれども現在教壇に立っていない方っていうのは相当ちまたにおられると思いますし、これまでかつて教壇に立っていたけれども、今は一旦退いておられるという方もいますので、そういう方々に対する相談会なども開催をしまして、発掘に努めていきたい。いずれにしても、教育委員会全体を挙げて取り組んでいきたいというふうに考えております。

     

    【質問】

    教育長の方から、教員不足は深刻な問題であると認識しており、最重点課題であるというふうな答弁をいただきました。そしてその対策として、魅力発信、採用試験改革等々、人材の発掘も含めて様々な具体的手立てを講じるというふうにご答弁をいただきました。正直申しまして、私とかなり見解が違うところがありますので、非常にこの後、私もやりがいを持って質問させていただけるかなと思っております。もう待ったなしのことだと思いますので、ひとつ真剣勝負でお願いしたいと思います。

    東京都の今年度行われた小学校の採用試験の倍率は1.1倍。異常事態に陥っています。三重県は705人が受験して、最終合格者が248人で2.84倍です。不合格となった方は457人となります。

    この方々が三重県の小学校343校で講師として働いてくれたとしたら、4月1日の段階で、今年は31人欠員。昨年は20人欠員。一昨年13人欠員という、講師が足りないというような、そして学校が欠員を生じたままスタートするということは、起きるのでしょうか。そのあたりの見解を教育長お願いします。

     

    【教育長答弁】

    仮に試験の不合格者の方が講師登録をしていただいて、講師になっていただければ、そういうな欠員は生じないというふうに考えます。

     

    【質問】

    ありがとうございました。毎年400人強の講師が数値的には生まれておりますので、欠員が生じるわけがないんです。県内858人の常勤の講師の先生方が、今、小学校で頑張ってもらっています。若い先生たちを、ここ数年たくさん採用しているので、産育休も多くなっております。必要な講師の数が多くなっていますが、採用試験を受けていない講師の先生と不合格になられた講師の先生を加えると十分に足りているのに、今年も含めた過去3年間は、欠員の状態でスタートしているんです。ということは、教育長が言われた教育委員会がやろうとしている改革、対策、手立てでは、令和6年度4月1日に欠員0、非常勤配置ではなく常勤配置でスタートする、これ本当に実現するんでしょうか。私はかなり難しいんではないか、さらなる検討の余地があるんではないかと思います。そのあたり、教育長、検討の余地というか、検討してもらっていることもあると思うんですけども、さらなるそういういろんな分析をして検討する余地はある、ないってお答えいただけますか。

     

    【教育長答弁】

    あらゆる知恵を絞って検討する必要があると思いますので、まだ思いついていない施策もあると思います。まだまだ検討の余地はあると考えています。

     

    【質問】

    教育長ありがとうございました。検討する余地まだまだある、知恵を絞る。そういう答弁をいただきました。

     

    教員不足に対して4つの提案

     

    是非とも検討して欲しいこと四つを提案させていただきます。これに対してどうこうという答弁を求めるつもりはありませんので、検討して欲しいことを四つ述べさせていただきます。

    一つ目ですが、この知事の政治判断も必要になるかなと思うようなことですけども、北勢地区の学生は、いや講師の先生はご存知かと思いますが、三重県ではなく、名古屋圏、名古屋市と愛知県で講師をすることを選択しているんです。理由は、給与が良いからです。三重県の講師の給与は給料表1表です。でも、名古屋市はかなり前から教諭と同じ2級の給料表を使っております。愛知県の各市の学生も名古屋市にどんどん流れましたので、2、3年前に名古屋市と同じ2級に上げました。月にすると、初任で2万円から3万円ぐらい違うということです。三重県の講師の先生は、1級という給料表なのに2級の教諭と同じ仕事をさせられるのが常で、職務給の仕事の原則に反しているのが現状です。ですので、三重県も2級に上げるということをご検討いただきたい。これが一つ目です。

    二つ目は採用試験改革です。いろいろと改革をしていただくことは私も承知をしております。試験をさらになんですけども、試験を6月ともう1回、例えば12月に、佐賀県ではやっておりますけども、2回目を実施して、講師の先生のチャンスをもう1回ふやして、教員志望の夢や気持ちが持続できる形にすること。それとですね。現場で2級の教諭と同じように、バリバリと働いて活躍し、長時間労働を強いられ、ぎりぎりの生活の中で、採用試験の勉強して、採用試験に臨み、不合格になったとしても、諦めずに再挑戦をし続ける、現場で活躍する講師の先生が、優先的に採用されるような制度設計となるように、この採用試験を抜本的に変えていただきたい。現場で、活躍する講師の先生を優先的に採用すると。現場で活躍しているんですから、その先生方を採用すると、欠員の数値は必ず下がります。

    三つ目。教職に就いてからの相談等のサポート体制を構築するです。これを充実すれば、病気休職による欠員の数値は減ります。全く初めての教育現場でいきなり担任を命じられ、職場が忙し過ぎて相談に乗ってくれる先生方もいなくて、1人で悩み苦しみ、精神が病んで教育現場を離れる先生、精神を病む前に、教育現場を離れる決断をする先生が多いと聞きました。精神が病む前に、教育現場を離れる先生が多いというのは、三重大学教育学部の伊藤学部長がそう言われてました。ですので、三重大学としても、教育学部としても、このことが問題であると認識し、検討に入っていると聞きました。対策を講じるということです。ぜひ三重大学と連携してやってみてはどうでしょうか。

    最後四つ目です。タスクを減らすということです。三重大学の教育学部伊藤学部長によると、三重大学教育学部の定員200人のうち、入学当初は8割の学生が教職を目指すが、最終は6割に減り、120人が先生になるということです。今年度受験しなかった学生にその理由を聞きますと、現場がブラックすぎるという理由だったということです。SNS、ツイッターですね。今、Xって言うんですかね、私は詳しくないんですけれども、全国の現職の先生が、そのブラックぶりをたくさん発信しています。

    ちょっと紹介させてもらいます。こんなことがつぶやかれています。学校の末路について考える。教え子で教育学部に6人が進んだ、そのうち教員になったのは私立の1人だけ、残り5人は全員が実習で教員の忙しさを初めて知ったと言って敬遠した。私の実感としては、教育実習の時点で、9割は教職を諦めている気がすると。学生に夢や希望を与えない職業それが教員です。次。嘘だろう、こんな学校からこんなお知らせを始めて見た。学校からの保護者の皆様へというメールを添付されています。現在、産休代替教員を探しているところですが、いまだ見つかっておりません。つきましては保護者の方のお知り合いで、教員免許を持ち、勤務できそうな方がいました学校に教えてください。高知県の教育長は、街角に立って、教員免許持ってませんか。教育現場で働いてくれませんかって、街角で叫んだそうです。そういうこともニュースにありました。それとですね、教職については先輩からの声などの情報により、自分では務まらないと判断する学生が多いということです。だから、教育長は魅力を発信すると言われました。確かにそれは否定するものではないと思います。けれども、働き方改革で、魅力的なところをホワイト化してきているじゃないですか。スピード遅いと思います。まだまだだと思います。足りませんけれどもしているじゃないですか。ホワイト化してきているところを、外部からの情報として学生に伝えて欲しいということなんです。令和6年度の行政展開方針案に書かれている、教職の魅力を伝えるではなくて、その文言を、現場の実態と合うように、修正を含めて検討をお願いしたいと思います。

    以上四つ申し上げましたけども、教育長、ご検討いただけますでしょうか。よろしくお願います。

     

    【教育長答弁】

    様々な提案をいただきましてありがとうございます。いただいた提案の中には、なかなかこれは厳しいんではないかと思われるものも実際はあるんですけれども。我々の努力でやっていけるものもあるかもしれないというふうに思わせていただいております。いただいた意見をしっかりと受けとめまして、検討して参りたいと思います。

     

    【質問】

    教育長ありがとうございました。非常に難しい内容も含まれているけれども、それも含めて検討をしていただけるというふうにとらえさせていただきました。ありがとうございます。私も、一歩も引けない気持ちで来ておりますので、ぜひ今後、私は2月議会の一般質問ということですけれども、2月の一般質問に向けて、またやりとりもさせていただきたいなと思います。

     

     

    誰もが安心して学べる教育の推進のKPIの達成状況について

     

    【質問】

    最後に、施策14-5、誰もが安心して学べる教育の推進のところ。KPI、不登校児童生徒が学校内外の機関等に相談をした割合が、令和3年度の現状値よりも、令和4年度の実績値が、小中高どれも下がっており、目標値にほど遠いです。施策14-6、学びを支える教育環境の整備のところのKPI。地域と連携した教育活動に取り組んでいる小中学校の割合は、目標値に対して実績値が小学校で4.6ポイント、中学校で9.5ポイント低く、未達成です。同じく施策14-6のところのKPI、研修とその後の教育実践により、みずからの資質能力の向上が図られたとする教職員の割合、51.2%で未達成。1人当たりの年間平均時間外労働時間が減った学校の割合、目標値59%に対して、実績値が43.1%で、C評価となっていて、約6割の学校で労働時間が増えています。資質を向上するための時間も取れないほど長時間労働となっているということがこれでわかると思います。施策のKPIを紹介させてもらいましたけども。この未達成と現場の人手不足は密接に絡み合っていると言っても過言ではありません。

    さらに、施策15-3。児童虐待の防止と社会的養育の推進には、児童虐待の未然防止と書かれています。これを実行するには、児童相談所の相談体制の強化と教育現場への十分な人的配置が必要不可欠です。市町教育委員会は、子どもたちのために、それぞれの実情に合わせた対策事業を市単や町単でやり始めています。しかし、そこには制度化支援や財政支援が必要です。県教育長会からも、補助事業の復活の要望が出ていると思います。

    一見知事。この3年間で、本来使われるべきだった10億円を超えるお金を使って、市町が教員欠員の代替補充ができない状況を補完するべき取組をされていますが、その市町の事業を県で応援することはできないんでしょうか。総務部長も監査委員も、本来使われなければならない予算は適切に執行されるべきとの答弁を冒頭にいただいております。この現場の悲鳴、涙、子どもの笑顔が消えることになってしまった10億円という額を使って、市町の応援をしていく。教員の欠員の対策事業として、その10億円を使うにあたって、私もいろいろと考えてみましたけれども、例えば、一見知事が、肝入りで、未来を担う子どもたちの成長のために、みえ子どもまるごと支援パッケージというものを作られました。そこに、この10億円のお金を放り込んで、7階から2階に何人か異動して、子ども・福祉部と教育委員会が対策チームを組んで教育現場に出向き、市町と市町の職員と一緒になって汗をかき、手立てを打っていくことができる事業費として、この深刻な教育の危機を脱していく、そのために、大胆な政治的決断が今まさに求められているように思います。これは、教育長でも子ども・福祉部長でも判断ができないことだと思います。この中で、唯一その判断ができるの一見知事しかないと思います。一見知事、知事の決断によって三重県が良くなれば、この国は守れます。そして知事が一番心の奥底に強くある子どもたちへの思い、その子どもを守りませんか。教職員の元気と笑顔を取り戻しませんか。この決断は何度も言って申し訳ありませんが、一見知事にしかできない。知事、今ここで決断をお願いしたい、そういうふうに思います。尊い命と現場の教職員を救ってください。よろしくお願います。ご答弁お願いします。

     

    【一見知事答弁】

    人材が不足しているのは、教育の現場だけではなくて保育もそうですし、それから看護もそうです。医療現場、命を直接扱うところでも、実は人材が不足をしています。その要因の一つは、おっしゃるように、他県に給料の差で流れていってしまう。本当に、悲しい話であります。何かを変えていかないと、三重県は今のままでは立ち行かなくなってしまうというのは事実であります。この間、中勢児相に行ってきました。児童の虐待、これを防止するために、あるいは起こってしまった虐待をいかに改善していくかっていう心を砕いている県庁の職員の話を聞いてきました。そこにも必要な手当をしていかないかんというふうに思っております。また、教育の関係は、近くに教育関係者がいるということもありまして、直接私、よく話を聞いとるんですわ。何が問題なのかと。例えば、クラブ活動、これは先生がやるには無理があるということで、外部に委託をする。そのやり方はだんだん進んできとるんやけど、委託した人が指導員の資格を持ってないと、中学生も引率できへんと。おかしいんちゃいますか、っていう話を聞いたりします。小学生なら資格持ってなきゃいかんっていうのあるかもしれませんけど、資格なしでも引率ができたら先生の負担が減るわけですよね。そういうブラックなところを少しでも減らしていく努力をせないかん。ただ中にはクラブ活動やりたいっていう先生、逆にクラブ活動をやりたいがために先生なる人もいる。それはそれであってもいいのかもしれませんが、そうではない人たちの負担をどうやって減らしていくのかっていうのは、これ全体的に考えていかないかんなというふうに思っております。もちろんその予算についてどうしていくのかっていうのは、執行部も原案を作るわけでございますんで、我々も一定の考え方あります。そして、その予算をどんな形で適正に運営をするのかっていうのは、これチェックをしていただく、議会の皆さん、お考えですので、よく議論をしていきたいと思ってます。難しいのは財政法規がございますんで、予算は単年度主義ですから、不用額が立ったとしても、それを年度内に流用して何かに使うというこれ限られたことしかできません。もともと使わん予算を立ててるんなら、翌年度おそらくその予算は、そこに立てないでというふうに考えていくんだと思いますけれども、やっぱり何が必要なんかっていうのを考えて、予算の適正な使い道、先ほど総務部長もご答弁させていただきましたけど、適正な使い道をあらかじめ考えていくということが重要であろうというふうに考えております。

     

    【質問】

    ご答弁をいただきましたけれども、人材不足、人手不足は教育に限ったことではない。そういう冒頭の発言をいただきました。教育に限ったことではないで済まされないって、知事、私は思うんです。教育長、これ法律違反ですよね。定数法(?)に触法しますよね。未配置になっているこの状態が法律に違反する、そもそも。未来を生きる子どもたちを育て育むために、他の業種も人手が足りていない。だから、教育も我慢せえよって聞こえました、冒頭。でも、知事は、中勢児相にも足を運ばれるという子どもに対しての本当に温かい情熱、愛情をお持ちだと思います。この教員の欠員によって、教育現場が疲弊して、私は学級崩壊とか学年崩壊というのは経験しましたけれども、もう教育崩壊が起こるんではないかって思います。でも、三重が良くなれば、三重が発信をすれば、この国を救えるんじゃないかって思って、今日はここに立たせていただきました。もう時間が来ましたので、ちょっと超過もしてますし、もうここで終わりますけれども。評伝の危機の指導者チャーチルにはこう書かれています。

    たこが一番高く上がるのは、風に向かっている時。悲観主義者は、あらゆる機会の中に問題を見いだす、楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見いだす。決して、決して、決して、決して屈するなと書いています。私は、ぜひどこを見るのか。子どもを見て欲しい。難しいことは、みんなでやって欲しい。でも、最終的に、その責任者、指導者である一見知事が、決断をしていただく。そこを切にお願いしまして、私の質疑を終わり、芳野議員に引き継ぎたいと思います。ありがとうございました。

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