医療保健子ども福祉病院常任委員会・分科会(11月7日)
医療保健子ども福祉病院常任委員会・分科会、11月7日の委員会発言の内容です。
喜田健児の問題意識
子どもの貧困対策として位置づけられている子ども食堂ですが、現在の多くは地域コミュニティーの居場所づくりとして機能しており、本来の貧困対策に直結しているかどうか実態の検証が必要です。貧困家庭の子どもたちが食事に困るのは特に夏休みなど長期休暇中であり、その時期にピンポイントで支援できる体制づくりが求められます。またキッチンカーを活用した移動式居場所の取組は、交通の便が悪い地域の中高生にとって有効な手段として期待されます。補助金を投じている以上、子ども食堂が本当に貧困対策として機能しているかをしっかり検証し、NPOや企業とも連携しながら実効性ある支援の拡充を求めました。
実際の質疑のやり取り
【質問】
マル3の「子どもの貧困対策の推進」の1つ目のポツで、子ども食堂のところですけども、「NPO等と連携し」というところの「等」、NPO以外にどんな団体があるのかと、「引き続き、経済的支援」とありますけども、これは継続なのか拡充なのか、その辺りを教えてください。
それから、「キッチンカー等を活用した移動式の居場所」ということで、「地域団体と連携してモデル的に取り組みます」という辺りを具体的に教えてください。
【答弁】
まず、「NPO等」の「等」でございますが、県では次世代ネットワークという形で企業、NPOと連携して取組を進めさせていただいております。その中で、居場所につきましては部会を設けて進め方などをいろいろ検討させてもらっているところでございます。「等」につきましては企業を含んでいるところでございます。
拡充のお話ですけど、まずは引き続き今年度の補助金等の実績も踏まえながら、来年度に向けてしっかり予算要求を今後進めていきたいなと考えているところでございます。
さらに、3点目のキッチンカーでございますが、他県で、特に中・高校生等の居場所につきましては、結構通学距離があったりとか、近くになかなか居場所がないというお話もいただいたりしております。モデル的にキッチンカーなどを、少しあちこち外へ出して居場所をつくっていく取組もされていると聞いておりますので、そういうのも参考にさせてもらいながら、モデル的にそういうのができないか、検討を進めて予算要求していきたいなと考えているところでございます。
【質問】
子ども食堂、キッチンカー等の居場所も含めて、子どもの貧困対策のところに入っているんです。私もたくさんの子ども食堂と関わっていますけども、子ども食堂が貧困対策となり得ているのかという辺りはどうでしょうか。
【答弁】
委員御指摘のとおり、貧困対策という部分で進めさせてもらっているところもあります。当然、補助の支援であったりとか、例えば今年度につきましてはニーズ・シーズマッチングという形で、実際に子ども食堂が必要としている物資について、企業と連携して企業から提供できないかという取組等を進めさせてもらっています。そういう形で、できるだけ子ども食堂へ食材であるとか物資みたいなのが提供できるような形を含めまして、取組は一応進めさせていただいているところでございます。
【質問】
私は、別に否定をしているわけじゃないんですけども、子どもの貧困対策ということであるならば、長期休みであるとか、そういうときの食事の提供というところにやっぱりポイントを合わせていかないといけないと思うんです。子ども食堂というのは子どもの貧困対策ということで、東京のある一つのところから始まったんですけども、今や地域のコミュニティーづくり。だから、子ども食堂じゃなくて、地域食堂という名称を使って展開をしているところがほとんどです。
だから、「子どもの貧困対策の推進」の1つ目に入ってくる以上は、やっぱり長期休み、貧困の子どもたちが食事をなかなか満足に食べることができないようなところにポイントを合わせた、そういうような民間団体であるとかNPOとかと連携を模索するべきだと思いますけど、どうでしょうか。
【答弁】
御指摘のとおりのところもございます。
今、子ども食堂の支援につきましても、例えば朝ごはんの部分とかにつきましても支援をさせていただいているところでございます。
一方で長期休業につきましては、市町で長期休業中の取組を進めておりまして、その中で、例えば先ほど御紹介いただきました総合補助金などを活用して進めている例等も聞いております。ですので、その市町の取組であるとか団体の支援とかを含めまして、総合的にそこの部分をしっかり取り組んでいきたいなと考えているところでございます。
【意見】
最後にしますけども、ぜひ子ども食堂の実態を把握していただいて、月に1回の子ども食堂が、居場所にはなっておりますけども、子どもの貧困対策に結びついているのかという辺りを、予算をつけている以上はしっかりと見ていただいて、そこを今後どうするかの検討を十分にしていただきたいと思います。