太陽光発電の件について続報 | 三重県議会議員 喜田健児
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太陽光発電の件について続報

太陽光発電の件について市民相談を受けました。

 

松阪市民の方から、太陽光発電パネル設置業者の営業マンが、突然やって来て「家の真ん前に太陽光発電パネルを設置します。ここにサインと印鑑を押してください。」と言われました。丁寧な説明ではなかったし、設置される生活にどんな影響があるのか分からないので押すのを躊躇いました。そしたら、「押してもらわなくても、設置の工事に8月から入ります。」と言われて帰って行きました。「いろんな意味で不安です。」と相談がありました。

 

早速、三重県雇用経済部のガイドラインを所管する担当者と意見交換をしました。50W以下の「非FIT」は設置については、一応ガイドラインに準ずるとなっているが、特にルールはないのが現状とのことでした。県としては、土地の所有者からの委託を受けて設置する業者に、国の方針と同じでもあるのでその権利に対して、異議を唱えることは難しいです。

それでも、景観を一変させて、これまでの生活に支障(住居に雨水が流れる、太陽の光がパネルで反射して住居に入り込む、太陽光熱で気温の上昇)をきたすようなことではいけません。事業者の利益をとるのか、県民の安心な生活を守るのか、を考えたら一目瞭然ではないですか。家の真ん前への設置はあり得ないと思います。今回のケースは、国の固定価格買取制度「FIT」の適用を受けない「非FIT」です。この非FITは、再生可能エネルギーの発電のうち、FIT制度の適用を受けていない発電設備となり、国のガイドラインの対象外となり、設置時に近隣の住民とのトラブルが多発しています。

背景には、設置のほとんどがこの非FITがになってきていることがあげられるます。再生可能エネルギー発電事業者が発電した電力を、電力会社が一定期間にわたって固定価格で買い取るFIT制度に頼らず、昨今の電力の高騰を受けて、電力を買い取る事業社を見つけるて設置の流れが加速しています。このままほっといてはいけません。

 

今回のようなケースが身近に起きる前に、設置のガイドラインに入れ込んで、規制を強化するべきだと思います。前回の問題点である廃棄物となっているのに放置されてしまう恐れも心配です。そこを含めて、ガイドラインの強化をめざして取り組んでいきます。

 

取り急ぎ、進捗報告でした。ご意見等、県民の声をお聴かせください。

 

太陽光パネルのごみ問題について

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